散髪屋さんに気を使われて

六十を過ぎた頃から、なんとなく頭頂部の髪の毛のコシがなくなり、目に見えて細くなっていきました。ニューモ

髪の毛を立たせようと、ワックスをつけても、その重みに耐えかね、逆に寝てしまう始末。もういっそのこと五分刈りのような坊主頭にしようと散髪屋さんに行きました。でき上がった頭を見ると、頭頂部にかけてけっこう長めの髪の毛になっているんです。「ここもバリカン入れてよ」と言っても、「いや、このほうがいいです」と言って譲ってくれません。

家に帰って、妻にそのことを言うと「それは散髪屋さんが気を使ってくれたんだわ」と言います。

理由が飲み込めない私が、妻に聞いたところ、「テッペンにはほとんど髪がない」とのことです。もしそのまま頭頂部にまでバリカンを入れていたら、私は頭の真ん中にほとんど髪のないおじさんになっていたのです。散髪屋さんのご好意で、真上から見ない限り頭頂部の薄さは隠されています。

やはり、プロのアドバイスを聞く。これが私の薄毛に対する対策ですね。朝、顔を洗っていて、ふと思いました。額の生え際がどんどん後退していき、顔を洗っているのか、頭を洗っているのかわからない。またアドバイスをもらいに行こうと思います。